第228号「新卒社員の人事考課をどう進める?」
-Q-数年ぶりに新卒の従業員を採用しました。6月から7月にかけて、夏季賞与の
人事考課を控えていますが、どのように行えば良いのでしょうか。
-A-「自社が求める人材像」の意識付けを図るうえでも、他の従業員と同じ流れ
で人事考課を行い、その後の面接を丁寧に行うことが大切です。
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■ 入社して2~3ヶ月でも人事考課を行うのは?
人事考課の基準とは、自社が「(存続し、成長する上で)求められる人材像」を「評価項目」という切り口で表現したものであると言えます。
したがって、たとえ入社から日が浅くても、自分の所属する会社がどのような「考え方」や「行動」を大切にしているか理解してもらうべく、人事考課を行う必要があります。
また、新卒社員にとっても、この点を理解した上で、これからの業務を進めた方が成果をあげやすくなるのではないでしょうか。
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■ 新卒社員に対する人事考課のポイントは?
新卒社員に人事考課を行う企業の多くは、その結果を賞与額や昇給の判断に反映させていませんが、その結果を受けて「面接」を丁寧に行っているようです。
この「丁寧に」とは、最初の緊張をほぐす段階(アイスブレイク)から時間をかけて行うとうことです。
初めて面接を行う新卒社員も緊張していますが、それを行う上司もまた、「若い人と話を合わせるのはちょっと・・・」などと、新卒社員以上に緊張していたりします。「はい」「いいえ」で答えられる内容よりも、「休日はどんな風に過ごしている?」「昼食はどこに行っている?」など、相手が主体的に話せる話題を投げかけてみましょう。
また、アイスブレイクで場を暖めた後も、「どう思いますか?」「具体的には?」など、できるだけ「質問」形式で話を進めて行くことで、新卒社員に”話を聴いてくれている”という安心感を与えることができます。
そして、面接の最後には、「仕事のことや、会社・上司に対して、聞きたいことはありますか?」と再度質問を投げかけると、締めくくりやすくなります。
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