第243号「行動目標」
-◇-「行動目標」【こうどう-もくひょう】
「○○をする」「○○ができる」等、達成イメージを行動に置き換えて表現した目標
をいう。
⇔「意識目標」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ 「行動目標」と「意識目標」
”今年の目標””半期の目標”など、目標を設定してその達成度を評価する場面がよくありますが、個々の目標の語尾をよく見てみると、「○○する」というものもあれば、「○○を心がける(がんばる)」というものもあります。
この場合、前者が「行動目標」、後者は「意識目標」といいます。
目標を設定した人が、目標達成のイメージを具体的に持っているほど「行動目標」的な表現に、そのイメージがまだ抽象的であるほど「意識目標」的な表現になると言われています。
目標に基づく人事考課を行うとき、上司と部下とで、その達成度や達成プロセスを正確に共有するためには、「行動目標」の設定が必要となります。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ 「行動目標」を設定するポイント
目標設定の面接をしてみると、部下が「意識目標」を書いてきた、という場面はよくあります。
そこで、「意識目標」から「行動目標」を設定する際のポイントをまとめてみました。
(1) その目標を設定した目的(○○のために)を明確にする
(2) 目標が達成された時の状況をできるだけ(絵を描くように)具体的にイメージする
(3) (2)の場面で自分(部下)がしなければならない行動を明文化する
☆ 今回の用語解説はいかがでしたか?
「これは使えそうだ!」と思った方、ぜひクリックをお願いいたします。
(「こんなことが知りたい」という素朴な疑問も大歓迎です)。