「中間項」について考える
本ブログにお越しいただきありがとうございます。
以前、
このメールマガジンでも取り上げたことがある「中間項」について、
先日の地震以来、いろいろと考えます。
メールマガジンの中では、「中間項を考慮せず、事実(行動と成果)に基づいて判断する」、
と一般論的に書きましたが、
従業員全員に影響する「中間項」が起こった場合には、
これを、一人ひとりの成績に影響させずに考課を行うことも、
ひとつの運用方法ではないかと思います。
とは言え、
今回の地震の影響は、個々の従業員の成績に一律に関係しているわけではなく、
従業員の中には納得いかない人もいるかもしれません。
しかし、
会社が一丸となって対処しなければならない場面では、
経営者が従業員全員にその「期待」を表明することも重要ではないでしょうか。
今後の業績によっては、
人事考課の結果、「良い評価」を獲得しても処遇にあまり反映できないかもしれませんが、
人事考課には「経営者から従業員へのメッセージ(ラブレター)」という要素が含まれています。
「今こそみんなの力が必要」という場面にあっては、運用を弾力的に行うことも必要だと思います。