人事制度の道具箱

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-◇-松波 晴人 著
     「ビジネスマンのための『行動観察』入門」
                 講談社現代新書 2011年 760円

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■ 本書の概要
 
直接現場に入って人の行動を観察し、それを分析して問題解決を図る手法「行動観察」の要点を、筆者が実際に行った観察過程と結果から解説した本です。
 人事考課に不可欠な、被考課者の行動を「観察」する際の参考となる一冊です。
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■ おすすめポイント

 「行動観察」とは、具体的には”現場に行って、人の行動を観察する”ことによって、”根拠のあるソリューションを提案”することを指します。

 この本では、ワーキングマザーのお悩み発見、イベントの売上向上、オフィスの残業削減、ホテルマンのサービス向上など、人間の何気ない行動をつぶさに追いかけて問題解決につながった例が多く紹介されています。

 「行動観察」のポイントは、対象をただ”見る”のではなく、「目の前の人をいかに幸せにするか」という想いを持って”観察する”ことにあります。

 また、行動を観察する過程では、自分の価値観や先入観というフィルターを通して対象者を見ない(ありのままを見る)ことも重要だと述べられています。

 そして、観察結果を”根拠のあるソリューション”として提案する際には、観察者が行動観察から発見した事実を整理し、対策を熟考して提案を行うものの、どのソリューションを選択するかは、観察の対象となった組織の長や現場の従業員に任せるべきであることが強調されています。


 人事考課においても、考課者に対して、被考課者の行動を「観察ノート」に記録して忘れないようにすることを奨める企業が多くあります。
 ただ評価のABCを付けるために記録するのでなく、”人事考課を通して部下を幸せにする”という立場で行うと、部下育成に対するイメージが掴めてくるのではないでしょうか。

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by e-team7 | 2012-05-28 10:49 | 書籍
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-Q-数年ぶりに新卒の従業員を採用しました。6月から7月にかけて、夏季賞与の
  人事考課を控えていますが、どのように行えば良いのでしょうか。

-A-「自社が求める人材像」の意識付けを図るうえでも、他の従業員と同じ流れ
  で人事考課を行い、その後の面接を丁寧に行うことが大切です。

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■ 入社して2~3ヶ月でも人事考課を行うのは?

 人事考課の基準とは、自社が「(存続し、成長する上で)求められる人材像」を「評価項目」という切り口で表現したものであると言えます。

 したがって、たとえ入社から日が浅くても、自分の所属する会社がどのような「考え方」や「行動」を大切にしているか理解してもらうべく、人事考課を行う必要があります。

 また、新卒社員にとっても、この点を理解した上で、これからの業務を進めた方が成果をあげやすくなるのではないでしょうか。
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■ 新卒社員に対する人事考課のポイントは?

 新卒社員に人事考課を行う企業の多くは、その結果を賞与額や昇給の判断に反映させていませんが、その結果を受けて「面接」を丁寧に行っているようです。
 
 この「丁寧に」とは、最初の緊張をほぐす段階(アイスブレイク)から時間をかけて行うとうことです。

 初めて面接を行う新卒社員も緊張していますが、それを行う上司もまた、「若い人と話を合わせるのはちょっと・・・」などと、新卒社員以上に緊張していたりします。「はい」「いいえ」で答えられる内容よりも、「休日はどんな風に過ごしている?」「昼食はどこに行っている?」など、相手が主体的に話せる話題を投げかけてみましょう。

 また、アイスブレイクで場を暖めた後も、「どう思いますか?」「具体的には?」など、できるだけ「質問」形式で話を進めて行くことで、新卒社員に”話を聴いてくれている”という安心感を与えることができます。

 そして、面接の最後には、「仕事のことや、会社・上司に対して、聞きたいことはありますか?」と再度質問を投げかけると、締めくくりやすくなります。
 

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by e-team7 | 2012-05-21 14:36 | Q&A
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-◇-小室淑恵 著
     「ラクに勝ち続ける働き方」
               幻冬舎 2011年 952円

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■ 本書の概要
 
 ワークライフバランスの必要性が様々な場面で話題になっていますが、その基本的な考え方や、日常業務への取り入れ方の具体策については、なかなかイメージしにくいものです。
 本書は、企業側・従業員側からの取り入れ方を楽しく解説しながら、その必要性と効果を理解できる構成となっています。
 人事考課の将来的な方針を考える上でも参考になる一冊です。
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■ おすすめポイント

 この本では、

 「ラクに(時間効率がよい)勝ち(成果を出す)続ける(持続可能な)働き方」

 をキーワードに、ワーク・ライフバランスと、仕事における高い成果との両立を図るために必要な行動や考え方を楽しくわかりやすく解説しています。

 「長時間労働」と「頑張り」だけでは収益がアップしなくなってきた経営環境のなかで、生産性を高め、従業員が目標に向かって元気に働くためには、「ワーク(仕事)」と「ライフ(心身ともにエネルギーを満たす場)」のバランスが不可欠であることが最も強調されています。

 このバランスを実現するための行動として、「ワーク」については、時間効率を上げるべく、”チームプレー”を原則として、個々の仕事を細分化しながら分担する方法や、各作業にかかる時間を把握するために、一日の仕事の時間割を作り、実際の行動と照らし合わせる方法などが紹介されています。

 また、「ライフ」の中では、メンタル不調を防ぐための生活リズムや、完璧を求めない”ながら8割主義”の考え方から、育児休業から復帰する際の時間管理、配偶者とのコミュニケーションスキルまで紹介されています。

 
 ワークライフバランスの考え方を社内に取り入れるということは、これまでの人事考課の切り口を180度変えることにもなり得ます。これからの考課の視点を考える上でも参考になる一冊です。


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by e-team7 | 2012-05-01 16:46 | 書籍

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