人事制度の道具箱

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-◇-楠田 丘 監修 ・ 齋藤 清一 著
   「やる気を高め組織の活性化を目指す 人事考課実践テキスト」
                      経営書院 2004年 1,500円

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■ 本書の概要

 人を育てる人事制度を運用するうえで不可欠な「知識」と「用語」をわかりやすい事例とイラストを活用しながら解説しています。
 社内で考課者研修を実施したり、人事制度の概要を説明する時、手もとに置いておくと心強い一冊です。
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■ おすすめポイント
 
 この本は、当初「入門考課者訓練面接訓練実践テキスト」として刊行されたこともあり、考課者研修の中で必ず説明しなければならないポイントが実際の研修の流れに沿って、わかりやすくまとめられています。

 人事考課の目的と意義、取り上げるべき行動の見極め方、考課表のつけ方、面接の目的と進め方といった基本スキルから、考課者の心構えや実際の研修で必ず出てくる質問への回答集に至るまで、研修の進め方に頭を悩ませる実務担当者のニーズに合った内容となっています。

 また、文章による解説だけではわかりにくい点や、身近な話に置き換えた方が読む者の理解度を向上させるような内容については、イラスト付きの解説(絶対考課の考え方を身長測定に例える等)が加えられています。実際に、これらを研修で紹介することがありますが、受講者から「わかりやすい」と好評です。

 加えて、考課者研修・面接研修のプログラムや人事考課規程、育成面接時に使うメモ等、人事考課の要点の理解を助けるフォーマット類も収録されており、考課制度の策定にも役立ちます。


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  「考課者研修しなければ!!」という方、ぜひクリックをお願いします。
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by e-team7 | 2010-12-27 10:41 | 書籍
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Q:毎年、「人事考課(フィードバック+目標設定)面接」の時期が年末年始
  に重なってしまいます。
  日常業務が忙しいあまり、面接をしないまま次の期に入っている考課者も
  いるようです。5分間でも有効な面接をする方法はありませんか?

A:無理のない程度で事前準備を行い、面接の場では上司から部下に伝える内容
  を絞り込むことがポイントとなります。

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■「面接」の標準時間は30分
 「フィードバック面接」と「目標設定面接」を同時に行う場合の大まかな流れ
 はつぎのとおりです。

  (1)アイスブレイク
    →仕事以外の軽い話をして、面接に対する緊張感を和らげる

  (2)最終評価の伝達
    →部下に最終評価を伝える。直属上司の評価と最終評価との間に違いが
     あればその経緯や理由もできるだけ説明する

  (3)目標設定
    →今期の評価結果を見ながら、次期重点的に頑張ることについて、上司
     と部下で合意形成を行う

  (4)エンディング
    →スムーズに仕事に戻れるよう、面接を締めくくる

 上記内容で面接を行うと、業種・職種を問わず、少なくとも30分は必要です。
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■「5分間面接」のポイントは?
 5分間で、面接を”実りある”ものにするためには、上記の流れに「事前の準備」
と「スムーズな展開」で対応することが不可欠です。そのためのポイントをいくつ
かご紹介します。

 【事前の準備編】
 
   (1)「部下を褒めるポイント」を1つ以上用意する
     →今期部下が”成長したこと”や”達成したこと”について、「これだ
      けは話したい」と思う内容を1つから2つに絞り込みます

   (2)「部下にぜひ達成してほしい目標」をいくつかメモしておく
     →今期の評価を踏まえて、目標の案(時間がない場合はキーワード)を
      2、3個メモ用紙に書いておきます

 【スムーズな展開編】

   (1)アイスブレイク・エンディングは一言で決める
     →「最近どう?」「これで終わります」等、面接の開始と締めの言葉を
      あらかじめ決めておくと便利です
 
   (2)上司から話す内容は「5分のうち1分」をイメージする
     →説明や提案は、なるべく延べ1分程度(300~400文字)にまとめ、それ
      以外の部分では部下の話をしっかり聴きましょう。短時間でも部下の満
      足度が向上します【←ここまでの本文が約600文字です】

   (3)時間と手間のかかる「目標設定」はメモを添削する
     →部下が目標設定に困っている場合には、上記(3)のメモを見せて一緒に
      添削します。口頭で意見交換するよりも短時間で行うことができます
  
   (4)「数回シリーズ」も考えてみる
     →目標設定までを行う短時間の面接では、細部まで決めきれず”積み残し”
      がよく発生します。仕事の合間を縫って数回行うことも効果的です


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   「5分でも部下と話したい!」という方、ぜひクリックをお願いいたします。
    (「こんなことが知りたい!」というご意見・ご要望も大歓迎です)。

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by e-team7 | 2010-12-20 10:07 | Q&A

第183号「評価のエラー」

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-◇-「評価のエラー」【ひょうか‐の‐えらー】

  評価・考課を行う人が、様々な要因によって評価に「誤差」を生じること。
  一般的に、誤差の傾向は5~7つに類型化される。

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■ まだまだあります「評価のエラー」

 第162号では、”代表的な5つのエラー”を起こりやすい順にご紹介しました。

 (1)中心化傾向
 (2)ハロー(後光)効果
 (3)寛大化傾向
 (4)対比誤差
 (5)論理誤差

 最近、考課者研修を行っていると、こんな”エラー”に思い当たる方も多いことがわかりました。

 (6)イメージ評価
   →「あの人は仕事ができそう」等、漠然とした印象で評価するエラー

 (7)メイキング
   →あらかじめ『総合評価』を決めてから、各項目の評価を逆算するエラー

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■ 様々な場面で「イメージ」を「メイキング」するエラー

 (6)の「イメージ評価」と(7)の「メイキング」は、実際の評価の場面において、一緒に現れることがよくあります。

 最後に総合評価を行わなければならないあまり、各評価項目に該当する「行動」を実際に確認していなくても、何か評価を付けて埋めてしまう、という場合がそれに該当します。

 その評価項目に該当する行動が「どうしても思い出せない(見ていない、記録していない)」場合は、本人評価と上司評価との擦り合わせの場で、思い切って本人に確認する、くらいの勇気を持って評価することが大切です。


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by e-team7 | 2010-12-13 09:49 | 用語
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-◇- 世代別サラリーマンの意識と行動に関する調査
         (損保ジャパンDIY生命保険株式会社 2010年3月)
      
   ・調査対象:首都圏に勤務する600名(ベテラン・若手 各300名)
             ベテランサラリーマン(入社15年目以上の管理職・既婚者)
            若手サラリーマン(入社3年目以下・独身者)
    ・対象時期:2010年3月13日~15日
    ・調査方法:インターネット調査

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■仕事と時間に関する意識(抜粋)

 (1)平均退社時間
   ・ベテラン  19時19分
   ・若手    19時39分

 (2)早く帰るための工夫(「早く帰るための工夫をしている」人への質問)
   ①ベテラン
    ・早朝出社(40.0%)
    ・仕事の優先順位付け、段取り工夫(16.7%)
    ・業務・作業の効率化(12.2%)
    ・チームや部下をコントロール(7.8%)
  
   ②若手
    ・仕事の優先順位付け、段取り工夫(32.8%)
    ・早朝出社(25.9%)
    ・IT活用(12.1%)
    ・休憩時間をとらない、または短縮(9.5%)
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■時間の有効活用

 (1)1日の時間が25時間になり、増えた時間を自由に使えるとしたら何に使うか
   ①ベテラン
    ・睡眠(回答数119)
    ・読書(回答数46)
    ・趣味(回答数46)
   
   ②若手
    ・睡眠(回答数154)
    ・趣味(回答数41)
    ・資格取得などの勉強(回答数40)
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■家計のやりくり術

 (1)家計の実権を握っている人は?(ベテランのみに質問)
    ・自分(48.0%)
    ・配偶者(妻)(50.0%)
    ・その他(2.0%)

 (2)誰が家計簿をつけているか?
   ①ベテラン
    ・自分がつけている(10.3%)
    ・配偶者がつけている(39.3%)
    ・つけていない(50.3%)

   ②若手
    ・自分がつけている(37.7%)
    ・つけていない(62.3%)

 (3)どのような家計簿をつけているか?
   ①ベテラン
    ・パソコン用の家計簿ソフトやWeb上のツール(45.2%)
    ・エクセル等を使用した自作(45.2%)
    ・ノート等で作った自作(6.5%)
    ・市販の家計簿帳(6.5%)

   ②若手
    ・パソコン用の家計簿ソフトやWeb上のツール(41.6%)
    ・エクセル等を使用した自作(35.4%)
    ・ノート等で作った自作(17.7%)
    ・市販の家計簿帳(12.4%)


□自分で家計をやりくりする男性社員増加中?

 この調査を見ると、若手サラリーマン(=若手男性社員)が、時間とお金のやりくりに日々工夫を重ねている様子がわかります。また、そのやりくりを自作のノートや家計簿で行っている点から、かなりの堅実さが伺えます。
 最近の若手社員は、会社の処遇に関する情報を敏感にキャッチして、やりくりに活かしているのかもしれませんね。
 

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by e-team7 | 2010-12-07 10:54 | 話題

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