人事制度の道具箱

eteam.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
-Q-現在、冬期賞与の考課を行っています。人事考課面接(自己評価と上司評価とのすり合わせ)をしていますが、従業員に感想を聞いてみると「雑談で終わった」「緊張のあまり話せなかった」という答えが返ってきました。面接で評価の話し合いがうまくできるアイデアはありませんか?

-A-まずは、事前の準備と集中できる環境づくりから始めてみてはいかがでしょうか?

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ ポイント1:事前の準備
 
 「面接が苦手」「時間が取れなくて面接できない」という考課者の声は、どの企業でもよく聞かれるものです。しかし、その背景を探ってみると、事前準備をしていないばかりに、面接に対して必要以上の不安を持っている場合もあるように感じます。そこで、前日にちょっと考えておきたい内容をまとめました。

  (1)明日面接する部下の日頃の様子(表情・動きなど)を思い浮かべる
  (2)評価期間の中で、特に印象的だった出来事を思い出す
  (3)評価項目の中で、特に良かった項目2つ、改善してほしい項目1つを選ぶ


 (1)(2)をほんの少し頭に巡らせるだけでも、面接の内容がぐっと濃くなります。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ ポイント2:面接に集中できる環境づくり
 
 面接を行う、と言っても、綿密にスケジュールに組み込むタイプの考課者もあれば、「ちょっと時間ある?」と急に始めるタイプなど、さまざまです。
 できれば、急に始めることは避けたいものですね。そこで、面接に集中できる環境づくりのポイントをまとめました。

  (1)双方の年間・半期・月次スケジュールに(無理にでも)日程を落とし
    込んで面接時間を確実に確保する
  (2)社内で会話に集中できる静かな場所を日頃から探しておく
  (3)面接と同時に打ち合わせ・来客・電話が入らないように調整しておく


 また、お互いの緊張をほぐすためには、お茶を飲みながら、というのも意外に効果的です。


 「面接」という言葉に、マイナスなイメージを持っている人も少なくない中で、面接する側・される側の両方が「良かった」と思える面接を目指して、ちょっとした努力を日々積み重ねていきたいものですね。


☆今回のQ&Aはいかがでしたか?
「面接の日をスケジュール帳に書いた!」という方、ぜひクリックをお願いいたします。
(「もっと頑張れ!」という方も大歓迎です)。
[PR]
by e-team7 | 2009-11-25 15:57 | Q&A
──────────────────────────────────────────────────────────────────
-◇-「平成20年度 介護労働実態調査(介護労働者の就業実態と就業意識調査) 」
                (財団法人介護労働安定センター 2009年7月)

   
   ・調査期間 :2008年11月1日~12月10日(2008年10月1日現在の状況)
   ・調査対象 :全国の介護保険サービスを実施する事業所から抽出した
          17,142事業所の中で、1事業所当たり介護にかかわる労働者
          3人を上限に選出した51,426人
   ・調査方法 :自計式郵送方法による
   ・回答数  :18,035人(有効回収率35.1%)
──────────────────────────────────────────────────────────────────
■ 基本属性〔抜粋・上位3位まで〕

  ◇性別
      男性(17.1%)    女性(82.2%)

  ◇事業所規模
      1: 10人以上20人未満     (25.3%)
      2: 20人以上50人未満     (24.5%)
      3: 5人以上10人未満      (18.3%)

  ◇介護保険サービス系型別
      1: 訪問系          (45.0%)
      2: 施設系(入所型)     (27.9%)
      3: 施設系(通所型)     (24.3%)

  ◇主な介護サービスの種類
      1: 訪問介護         (32.6%)
      2: 通所介護         (18.2%)
      3: 認知症対応型共同生活介護 ( 9.4%)

  ◇主な職種別
      1: 介護職員         (42.6%)
      2: 訪問介護員        (21.0%)
      3: 介護支援専門員      (10.7%)
        (ケアマネージャー)

  ◇就業・勤務形態別
      1: 正社員          (63.0%)
      2: 非正社員(正社員より短い)(20.2%)
      3: 非正社員(正社員と同じ) (14.7%)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ 労働条件・意識等〔賃金・労働意識に関する項目を抜粋・上位3位まで〕

  ◇賃金の支払形態
      1: 月給               (67.6%)
      2: 時間給              (27.2%)
      3: 日給               (2.7%)

  ◇時間給(訪問介護員)
      1: 1,000円以上1,100円未満      (20.9%)
      2: 1,200円以上1,300円未満      (18.3%)
      3: 1,100円以上1,200円未満      (13.2%)

  ◇時間給(介護職員)
      1: 800円以上850円未満        (23.1%)
      2: 850円以上900円未満        (19.8%)
      3: 900円以上950円未満        (18.0%)

  ◇通常月の税込み月収(訪問介護員・正社員)
      1: 150千円以上180千円未満      (24.7%)
      2: 200千円以上230千円未満      (19.2%)
      3: 180千円以上200千円未満      (17.1%)

  ◇通常月の税込み月収(介護職員・正社員)
      1: 150千円以上180千円未満      (24.0%)
      2: 200千円以上230千円未満      (21.5%)
      3: 180千円以上200千円未満      (16.3%)

  ◇現在の仕事の満足度
    (1)満足度が高い(満足+やや満足の比率)
      1: 仕事の内容・やりがい       (50.6%)
      2: 職場の人間関係・コミュニケーション(44.1%)
      3: 職場の環境            (36.6%)

    (2)不満足度が高い(不満足+やや不満足の比率)
      1: 賃金               (55.2%)
      2: 人事評価・処遇のあり方      (33.1%)
      3: 教育訓練・能力開発のあり方    (32.8%)

  ◇労働条件等の悩み、不安、不満等(複数回答)
      1: 仕事内容のわりに賃金が低い    (58.3%)
      2: 人手が足りない          (51.0%)
      3: 業務に対する社会的評価が低い   (41.3%)

  ◇前職の状況
      1: 前職あり(81.9%) 直前は介護でない(81.9%)
                   直前は介護の仕事(30.1%)
      2: 前職なし(17.0%)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
□ 「職場の人間関係」に満足、「賃金」に不満足

 このような調査は、様々な業種や職種で行われています。
 他の業種等と比較すると、「職場の人間関係」に対する満足度が高いこと(業種によっては不満足要因の第一位となっています)、「賃金」に対する不満足度が高いことが、介護の職場の特徴として挙げられるのではないでしょうか。
  

☆ 今回の話題はいかがでしたか?
 「長かったけど読みきった!」という方、ぜひクリックをお願いいたします。
  (「もっと頑張れ!」という方も大歓迎です)。
[PR]
by e-team7 | 2009-11-16 10:06 | 話題

第131号「面接」

──────────────────────────────────────────────────────────────────
-◇-「面接」【めん-せつ】
  上司と部下とが直接会って、今期の目標やその進捗状況、人事考課に対する
  意見交換、最終評価のフィードバック等を行うことをいう。
  「面談」ともいう。

──────────────────────────────────────────────────────────────────
■ 人事制度の「面接」はおもに4種類

 人事制度の運用において、代表的な「面接」にはつぎのようなものがあります。

  (1)目標設定面接
    評価対象期間の初めに、本人と上司とでその期の目標を決める面接

  (2)中間(進捗)面接
    (1)で決めた目標や仕事の状況等について本人と上司が確認し合う面接

  (3)人事考課(評価)面接
    本人が行った自己評価と、上司が行った上司評価とをすり合わせる面接

  (4)フィードバック(育成)面接
    上司が最終評価を本人に伝え、今期の成果と来期の課題について話し合
    う面接

 (3)(4)のみ運用している企業が比較的多い一方で、(2)を毎月行っている企業も見られます。一般的に、被考課者の納得性を高めるためには、3ヵ月に1度くらい中間面接を行うことが望ましいと言われています。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ プラスイメージの「面接」を行うには?

 考課者研修の中で、参加者に面接のイメージを聞くと「緊張する」「試験を連想する」「何を話せば良いかわからない」という言葉がよく聞かれます。

 このようなマイナスイメージを少しでも軽くできれば、面接する側・される側の姿勢も前向きになるものです。そこで、面接をイメージアップさせるコツをチェックしておきましょう。

 【その1】話す順番は「褒める→指摘する」
   良い点を褒めてから改善すべき点を指摘することで、相手はその指摘を
   受け入れやすい気持ちになります

 【その2】とにかく「聴く」
   上手に面接を進めたいばかりに、つい一方的に喋ってしまいがちですが、
   少し我慢して相手の意見を聴くことが、面接に対する満足感を高めます
 
 【その3】改善を支援する
   面接で話した内容を実行に結び付けるためには、一人の努力だけでは難
   しい場合も多くあります。互いに役割分担して一緒に頑張りましょう


☆ 今回の用語解説はいかがでしたか?
  「読みきった!」「今月面接がある!」という方、ぜひクリックをお願いいたします。
  (「もっと頑張れ!」という方も大歓迎です)。
[PR]
by e-team7 | 2009-11-09 09:31 | 用語
────────────────────────────────────────────────────────────────
-◇-「ちょっとした贅沢に関する意識調査
                (森永乳業株式会社 2009年7月)
   ・調査期間 :2009年7月17日~20日
   ・調査対象 :20代~40代までのフルタイムで働いている男女
   ・調査方法 :インターネットによる調査
   ・回答数  :1,000名

────────────────────────────────────────────────────────────────
■ アンケート結果
〔抜粋〕
  ◇不景気などの影響により贅沢をする機会が以前より減っていますか?
      減っている         34.8%
      やや減っている      36.7%
      あまり減っていない   23.0%

  ◇以前と比べて、購入数が減ったり購入を見送るようになった贅沢は?
      衣  服         51.9%
      旅  行         36.7%
      家  電         28.8%
      スイーツ        27.7%      

  ◇”週末(休日)”の贅沢と、”平日のちょっとした贅沢”では楽しみ方が
   どのような点で異なりますか?
      気持ちが異なる       62.2%
      贅沢のジャンルが異なる  59.4%
      時間(のかけ方)が異なる  51.4%

  ◇何のために”平日のちょっとした贅沢”をしますか?
      ストレス発散のため    47.5%
      気分を上げるため     21.9%
      自分へのご褒美として   15.5%
 
  ◇平日のどんなシーンでちょっとした贅沢を楽しみますか?
      夜(仕事後など)      72.4%
      就寝前(風呂上がりなど)  32.1%
      お昼           18.9%

  ◇贅沢に関して、今後どのようなスタイルでいきたいですか?
      週末の贅沢レベルを落として平日にも贅沢する 55.0%
      平日我慢して休日だけ思い切り贅沢する     19.8%
      平日にも週末にも贅沢する           19.5%
      平日にも週末にも全く贅沢しない         5.7%
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■ フリーアンサー(あなたのとっておきの”平日のちょっとした贅沢”は?) 
〔抜粋〕
 ・香りでリラックス(20代女性)
 ・発泡酒ではなくビールを飲む(30代女性)
 ・お風呂上がりに美味しいアイスを食べる(40代女性)
 ・一人焼肉(20代男性)
 ・いつもはコンビニ弁当だけど、1000円くらいのランチを食べる(30代男性)
 ・仕事帰りにリラクゼーションマッサージを受ける(40代男性)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
□ 仕事以外の「モチベーションの素」も探ってみよう

 人事考課や処遇のことを考えていると、評価や処遇を通じた社員のモチベーションアップのことばかりに気持ちが向いてしまいがちですが、この調査を見ると、仕事を離れた所にも「モチベーションの素」がたくさん隠れていることを改めて感じさせられます。
 仕事を離れたモチベーションの素も支援できる仕組みが作れたら、人事制度の運用にもっと楽しみがプラスされるかもしれませんね。
 

☆ 今回の話題はいかがでしたか? 
  「もっとリラックスしたい!」という方も、ぜひクリックをお願いいたします。
  (「もっと頑張れ!」という方も大歓迎です)。
[PR]
by e-team7 | 2009-11-02 10:19 | 話題

人事コンサルティングの       有限会社e-teamが配信するメールマガジンの バックナンバーです


by e-team7