人事制度の道具箱

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第101号「人事のプロ」

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-◇-長尾 基晴 著
          「人事のプロ」
                    (講談社 2009年 1,200円)

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■ 本書の概要

 これまで20年近くにわたって「人事」に携わってきた筆者が、実際にあった人事部と従業員とのやりとりを紹介しながら、人事評価・昇格・給与などについて、より効果的な運用方法と、その実例を解説していきます。
 読み進めるうちに、自社で起きている人事を取り巻く問題への対処法が見えてくる一冊です。
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■ おすすめポイント
 
 この本では、人事評価、出向・転籍、人員配置、昇格、給与など、「人事」を扱う上で必ず起こりうる諸問題について、良い実例・悪い実例を紹介しながら、その解決のヒントを解説しています。

 この中で、「人事評価」については、実際に筆者が製造業の人事部勤務時代、新評価制度の説明会の場で「暗い夜道は気をつけて歩けよ!」と社員から「文句を言われた」制度の問題点を指摘しています。

 その最大の問題点は、評価の目的と責任の所在がハッキリしないことであるとして、この点に気を付けなければ、人事制度が「人の気持ちを左右する恐ろしい仕組み」になってしまうと述べています。

 そして、この問題の解決策として、実際の企業での事例を挙げながら、評価の目的に優先順位を付ける、評価の処遇への反映方法を工夫する、上司の着眼点を合議制で合わせる、面談を行う場所を工夫する等の方法が紹介されています。

 その他、関係する他部署の社員と一緒に昇格候補者を面接する、降格者を出さない賃金制度を作る、年長者ではなく昇格者から昇給原資を配分する等、日常の中で人事を取り巻く様々な問題の解決策が、実例に沿って解説されています。

 最後に筆者は、仕事とは「つかえること」であり、人事を扱う者として最も大切なことは「誰につかえるか=自分の仕事のお客様は誰か?」を常に明確にしてから行動することであると強調しています。

 
 この本に紹介されている事例の中には、人事制度の導入に直面した管理職が決まって口にする言葉とその対処法が紹介されています。「ああ、うちの会社もそうだったなあ」と共感しながら、より良い制度を作っていくためのヒントを得てみてはいかがでしょうか。


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by e-team7 | 2009-03-30 09:20 | 書籍
本ブログにお越しいただきありがとうございます。

2007年2月より、
有限会社e-teamから毎週金曜日に発行しているメールマガジン「人事制度の道具箱」。

このメールマガジンは、
人事制度の策定を通して出遭ったお客様、顧問先のお客様との、
つながりを大切にしようと思ったことから始まりました。

そして、発行するうちに、さまざまな分野の方にお読みいただく機会が増えていき、
先日、おかげさまで、100号を迎えることができました。

これを機に、
もっと「使いやすく」「身近な」メールマガジンにしよう、という想いから、
このブログを開設いたしました。

これまでのメールマガジンを、
「用語」
「話題」
「Q&A」
「書籍」
に分類して、第1号からお読みいただけるようになっております。
(右側の「カテゴリ」からご覧ください)

メールマガジンの最新号は、毎週月曜日の朝掲載いたします。

また、【人事制度の小道具箱】では、
メールマガジンに載せ切れなかった話題や、
実際の人事制度策定の場での出来事、裏話なども綴っていければと思っています。


ご意見、ご要望、ご質問、つれづれなるコメント等、
足あと代わりに残していただけると幸甚です。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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by e-team7 | 2009-03-27 13:46 | 【人事制度の小道具箱】
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-◇-「日本独自の優れた企業文化!? 『社歌』のディープな世界」
                 (リクルート「R25」2009年3月2日号)

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■ 第5の社歌ブーム?
 
 社員一同の大合唱で始まる朝。かつてニッポンの会社では朝礼でのラジオ体操、上司の訓示、社歌の斉唱がセオリーだった。1980年ごろまで続いたこのような光景も今では激減。しかし、何のために社歌を作ったのだろう?『社歌』の著者・弓狩匠純(ゆがり・まさずみ)さんを直撃!

 「社歌が担う役割は、会社の結束の強化。希望を込めた明るい曲調が多く、ほとんどは歌詞に社名が含まれています。社歌ブームは4度訪れており、1度目は1930年代初めの世界恐慌後。2度目のブームは、第二次世界大戦前。3度目は、60年代の高度成長期。そして80年代後半のバブル期が4度目」なのだとか。

 「社歌が盛んに作られるのは、経済が絶好調か絶不調のとき。社歌は20年くらい前までは朝礼などで歌われていましたから、みなさんの会社にもあると思いますよ。見つけて聞いてみると、意外な発見があるはず。社歌は”会社の哲学”なんです」

 「また、多くの社歌の歌詞は社内公募で選ばれているため、創業者や社員たちの思いが詰まっています。作詞を通じて交流がない部署の人の考えを知ったり、チームに連帯感を生んだりという副次的効果も。社歌は、日本独自の優れた企業文化なんです」

 100年に一度の不況が囁かれる昨今。第5の社歌ブーム(?)に備えて、まずは自社の社歌をチェック!次に社歌を作り替えるのは、キミかもよ?

 ※オススメ社歌
  http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_image/id/1112009030216_2


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by e-team7 | 2009-03-13 18:00 | 話題

第99号「プロセス評価」

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-◇-「プロセス評価」【プロセス-ひょうか】

  仕事の成果だけでなく、そこに辿り着くまでの 「プロセス(process)手順・過程・経過」を人事評価の対象とする考え方。

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■ 仕事の「プロセス」とは?

 ある辞書によると「プロセス」とは、「(製造・加工などの)過程、工程、進行(状態)、(時の)経過」とあります。

 この定義によると「プロセス評価」とは、「仕事をやり遂げるまでの過程や進行状況を評価する」ということになります。言い換えれば、仕事の結果や成果だけでなく、それに至るまでの行動も評価する仕組みです。

 「残念ながら売上にはつながらなかったが、適切なクレーム対応ができた」とか、「5年間のプロジェクトの中で、最初の1年を計画通り完了した」という”見えにくい成果”への評価に有効です。
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■ 「プロセス評価」のポイントは?

 仕事の「プロセス」の中で起きる出来事は、その仕事を行った本人にしかわかりません。

 したがって、「プロセス評価」のポイントは、これらの出来事を「いかにわかりやすく報告」してもらう仕組みを作るか、にかかっています。

一般的には、「いつ」「どこで(誰に)」「どのように」行動して、「どうなったか」、そして「今後どのようにしたいか」をシートに書いてもらう、もしくは面接の場で話してもらうという運用を行っている企業が多いようです。


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by e-team7 | 2009-03-06 18:00 | 用語

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