人事制度の道具箱

eteam.exblog.jp
ブログトップ

<   2008年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

====|人事制度の道具箱 Vol.70|===========================================
■■ 
■  人事おすすめ本紹介⑥「ミドルを覚醒させる人材マネジメント」
==========================================================================
■ こんにちは。子どもたちはもう夏休みですね。うらやましいです。
  さて、今回は、人事制度を定着させるための実践本をご紹介します。   ■
─────────────────────────────────────
-◇-吉田 寿 著
 「ミドルを覚醒させるマネジメント~成果主義の機能不全はここから直す!」
                   日本経済新聞出版社 2008年 1,800円
─────────────────────────────────────
■ 本書の概要
 『適正運用こそが制度の死命を制す』というテーマのもと、成果主義人事制度
の策定から定着までのポイントを、制度面・人材面から、豊富なコンサルティン
グ事例を踏まえて、実践的に解説しています。
                                    ■
--------------------------------------------------------------------------
■ おすすめポイント
 この本では、最近の成果主義に対する批判は、多くの企業が「成果主義」の定
義づけを「間違って」いることと、運用に対して「地道に、愚直に、徹底的に」
向き合っていないことがその要因であると指摘した上で、成果主義人事制度を活
用した組織変革のプロセスをわかりやすく解説しています。

 人事制度の策定から適切な運用を経て、定着に結びつけるまでのポイントを、
筆者はつぎのようにまとめています。

 ①できるだけ早い段階から、現場の社員を参加させる
  導入後の混乱を避けるために、早期からできるだけ多くの社員に参加しても
 らい、「我が制度」との意識を高める(『共創』と『共感』のプロセス)

 ②経営理念と評価項目のリンクが切れていないか再確認する
  経営理念(ビジョン・バリュー)から部門目標、管理者目標、一般社員目標
 につながりを持たせ、各チーム・個人の「期待される役割」をはっきりさせる

 ③運用しながら現場の意見をよく聞き、要点をルール化する
  現場の実情を見聞きしながら運用上の弱点を把握し、その部分に集中してマ
 ニュアルを作成し、どんどん公開する
   
 ④「成果」=「能力」×「やる気」であることを意識する
  これまでの成果主義ではあまり触れられてこなかった、社員の「やる気」を
 重視し、その源と阻害要因を客観的に(アンケート等で)把握し、評価や処遇
 に活かす

 ⑤ミドル(考課者)対策をしっかり行う
  研修等を通して、経営ビジョン、人材育成の重要性、人事制度そのものの仕
 組みに対する理解を深めさせる(考課者が自分で理解・納得した時点で、組織
 がその行動を支援する)

 また、上記の内容に関連して、「目標の難易度設定」「途中で異動があった場
合の評価方法」「社員からの苦情の受け付け方」など、自社にも必ず思い当たる
運用上のトラブル解決法や、総務や人事部門が頭を悩ませる評価者研修、評価面
接の進め方についても、具体的に解説しています。

 本の題名は「ミドルマネジメント」ですが、『評価三割、運用七割』という書
中の言葉が表すように、人事制度を動かすための実践編として、どこから読んで
も役立つ内容となっています。
                                    ■
==========================================================================
 -◇-このメールマガジンへの「!」「?」をお寄せください!
     info@e-team.jp
 -◇-アドレスを追加・変更される方、配信停止を希望される方は、こちらまで
      http://www.e-team.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=zinzi
 -発行-有限会社e-team   http://www.e-team.jp
       香川県高松市東山崎町276-5 SDビル2階
==========================================================================
[PR]
by e-team7 | 2008-07-25 18:00 | 書籍
====|人事制度の道具箱 Vol.69|===========================================
■■
■  人事制度ここが聞きたい!⑥「Q&A集をつくろう!」

==========================================================================
■ こんにちは。毎日、朝起きたときから蒸し暑いですね。
  さて、今回は、あると便利なツールに関するQ&Aです。        ■
─────────────────────────────────────

-Q-先日、人事評価シートを管理職を通じて配布しました。最近では、配布の時に
  各部署から、評価に関する様々な質問を受けるようになりました。
  質問してもらえるのは嬉しいのですが、他の仕事もあるので、細かく回答する
  時間が取れません。良い方法はありませんか。

-A-これまでの質問をもとにQ&A集を作成し、評価表と一緒に配ったり、会議等
  で管理職に配布してみてはいかがでしょうか。

─────────────────────────────────────
■ Q&A集ってどんな内容?

 実際の評価の場や、考課者研修では、よくこのような質問が寄せられます。

 Q:評価表を失くしてしまったら、どうすれば良いですか?
 Q:自己評価の時、周りの人と相談しながら記入してもいいですか?
 Q:コメント欄がうまくまとまりません。記入のマニュアルはないですか?
 Q:自宅に評価シートを持って帰って記入したいのですが、問題ありませんか?
 Q:評価期間の途中で異動した人の評価は、どうすれば良いですか?・・・

 日頃の評価の様子を見ていると、いつも必ず質問されることがいくつかあると
思います。質問を受ける回数が多い内容から、その回答を文書化していきます。
 
 その中には、評価の担当者だけではわからないことも多くあります。そんな時
は、経営陣に相談してみることも大切です。

 素朴な疑問の解決から、評価の運用がスムーズに行くこともあるからです。
                                    ■
─────────────────────────────────────
■ Q&Aをもっと活用!!

 考課者からの質問の中には、

 「みんな1人分の評価表を記入するのにどれくらい時間をかけている?」
 とか、
 「みんなどこで評価表を記入している?」など、

 実は事務担当者も知りたい内容がたくさん含まれています。
 
 そこで、考課者にアンケートを行い、その結果を管理者会議等で発表すると、
それをきっかけに、様々な立場からの意見が聞けて面白いのではないでしょうか。
 
 このようなQ&Aの「キャッチボール」が、さまざまな層への制度の定着に結
びつくことにつながります。時にはイベント的に、質問の答えを発表してみても
良いかもしれませんね。 
                                    ■
==========================================================================
 -◇-このメールマガジンへの「!」「?」をお寄せください!
     info@e-team.jp
 -◇-アドレスを追加・変更される方、配信停止を希望される方は、こちらまで
      http://www.e-team.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=zinzi
 -発行-有限会社e-team   http://www.e-team.jp
       香川県高松市東山崎町276-5 SDビル2階
==========================================================================
[PR]
by e-team7 | 2008-07-18 18:00 | Q&A
====|人事制度の道具箱 Vol.68|===========================================
■■
■  人事の話題あれこれ⑧「2010年の人事制度」
              (三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2007年3月)
==========================================================================
■こんにちは。連日うだるような暑さが続いていますね。
 今回は、人事制度に関するマニアックな(?)調査の要点をまとめてみました。■
─────────────────────────────────────

-◇-「2010年を展望する人事戦略・人事制度に関する調査」
   ・調査期間 :2006年11月~12月
   ・調査対象 :全国の上場企業(新興市場含む)および未上場優良企業
          約4,400社
   ・調査方法 :調査票を送付し回収する質問紙方式
   ・回答数  :372社(約8.5%)、うち上場企業304社
    (1,000人以上74社、300~999人112社、100~299人122社、99人以下64社)

─────────────────────────────────────
■ 人事戦略(人事方針)           (現 在)  (3~5年後)

  ・終身雇用を重視      1,000人以上   79%     72%
                 300~999人   76%     62%
                 100~299人   69%     53%
                  99人以下   49%     45%
                   (「どちらかと言えば重視」を含む)

  ・処遇は成果、貢献度を重視 1,000人以上   81%     87%
                 300~999人   69%     81%
                 100~299人   71%     86%
                  99人以下   86%     91%
(「どちらかと言えば重視」を含む)
                                     ■
---------------------------------------------------------------------------
(回答率が最も高い項目の変化)

■ 人事制度の基本的枠組みの採用状況
 →現在は、全社・全職種共通の人事制度が多く採用されているが、中期的には
「職種別人事制度」の採用率が高まる傾向にある。

              (現在)      (2009年予測)
  1)部長級     全社共通 47% → 全社共通 35%
  2)課長級     全社共通 46% → コース制度 34%
  3)係長・主任級  全社共通 47% → コース制度 33%
  4)非役職者     全社共通 48% → 職種別人事制度 35%
  5)専門職     全社共通 40% → 職種別人事制度 39%
(注1 コース制度 :期待する役割、職務範囲に応じて評価・処遇する制度)
(注2 職種別人事制度 :営業・事務・生産等、職種に応じて評価・処遇する制度)  


■ 評価制度の採用状況
 →「目標管理制度」は、すべての階層のほぼ70%以上で採用されており、さらに
採用率が高まる予測となっている。「成績・情意・能力型評価制度」が減少す
  る一方で「コンピテンシー評価制度」が増加傾向にある。

       (現在)       (2009年予測)
  1)部長級    目標管理(自由設定) 47% → 目標管理(自由設定) 47%
           成績・情意・能力評価 45% → 目標管理(項目指定) 44%
  2)課長級    成績・情意・能力評価 51% → 目標管理(項目指定) 48%
  3)係長・主任級 成績・情意・能力評価 59% → 成績・情意・能力評価 54%
  4)非役職者   成績・情意・能力評価 61% → 成績・情意・能力評価 55%
  5)専門職 成績・情意・能力評価 47% → 目標管理(項目指定) 50%


■ 賃金の支払い形態 
 →管理職を中心に「年俸制」の導入が進んでいる。年俸制の形態としては、
「賞与変動型年俸制」の採用率が最も高い。

               (現在)     (2009年予測)
  1)部長級      年俸制 47% → 年俸制 64%
  2)課長級      月給制 51% → 年俸制 58%
  3)係長・主任級   月給制 75% → 月給制 65%
  4)非役職者     月給制 77% → 月給制 69%
  5)専門職      月給制 58%  →  年俸制 54%
                                    ■
==========================================================================
 -◇-このメールマガジンへの「!」「?」をお寄せください!
     info@e-team.jp
 -◇-アドレスを追加・変更される方、配信停止を希望される方は、こちらまで
      http://www.e-team.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=zinzi
 -発行-有限会社e-team   http://www.e-team.jp
       香川県高松市東山崎町276-5 SDビル2階
==========================================================================
[PR]
by e-team7 | 2008-07-11 18:00 | 話題
====|人事制度の道具箱 Vol.67|===========================================
■■
■  使ってみよう!人事のことば⑤「モチベーション」
==========================================================================
■ こんにちは。四国地方は、あっという間に梅雨明けしてしまいました。
  今回は、とても奥の深い「モチベーション」について取り上げます。   ■
─────────────────────────────────────

-◇-「モチベーション」【motivation】
    動機を与えること。動機付け。やる気。
    人が一定の方向や目標にむかって行動を開始し、その行動を続けるための
   一連の流れに影響を与えるもの。

─────────────────────────────────────
■「モチベーション」ってどんなもの?
 人が持つ代表的なモチベーションとしては、つぎの3つがあげられます。
 どの動機を重視するかには、とても大きな個人差があります。

  (1)金銭的動機
   生活に必要なお金を得たい、という気持ち
  (2)社会的動機
   組織の中で注目されたり評価されたいという気持ち
  (3)自己実現動機
   自分を成長させたい、自分の使命を果たしたいという気持ち
                                     ■
---------------------------------------------------------------------------
■「モチベーション」に強く影響する具体的な要素は?
 1959年にアメリカの学者ハーズバーグが「仕事でとても気持ちが良い(もしくは
悪い)思いをして、かつその気持ちが長く続いたこと」について、主に専門的な職
種の人にヒアリングしたところ、つぎの5つが大きく影響しているという結果が出
ました。現在でもこれがモチベーションを左右する主な要素だと考えられています。

  (1)「達成」 仕事上の競争での成功や問題の解決など
  (2)「承認」 自分に対する承認の行為
  (3)「仕事」 仕事そのものの満足度
  (4)「責任」 責任と権限
  (5)「昇進」 身分や地位の変化
                                     ■
---------------------------------------------------------------------------
■「モチベーション」を高めるコツは?
 まずは、自分が(周囲の人が)どのようなことを重視する性格を持っているか、
客観的に知ることが大切なようです。
 「これまでに自分が『がんばろう』と思った瞬間」を思い出したり、セルフチェ
ックを試みるのも面白いかもしれません。
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070627/276039/?ST=health
                                     ■
===========================================================================
 -◇-このメールマガジンへの「!」「?」をお寄せください!
     info@e-team.jp
 -◇-アドレスを追加・変更される方、配信停止を希望される方は、こちらまで
      http://www.e-team.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=zinzi
 -発行-有限会社e-team   http://www.e-team.jp
       香川県高松市東山崎町276-5 SDビル2階
===========================================================================
[PR]
by e-team7 | 2008-07-04 18:00 | 用語

人事コンサルティングの       有限会社e-teamが配信するメールマガジンの バックナンバーです


by e-team7