第233号「役割ポイント」
-◇-「役割ポイント」【やく-わり-ぽいんと】
「ポイント制」による昇給・賞与の仕組みの中で、日頃の業務における「役割」に
応じて付与されるポイントのこと。
「職責ポイント」などともいう。
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■ 「ポイント制」による昇給・賞与制度とは
文字どおり、ある基準(人事考課の最終結果や役職等)に則って、個々の従業員に付与されたポイント数に応じ、昇給額や賞与額が決まる仕組みをいいます。
あらかじめ決められた原資を、ポイントで配分するため、予算に応じた原資管理を行うことができる制度といえます。
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■ 「役割ポイント」をどのように活かすか
この「ポイント制賞与」の”ポイント”として取り入れられる基準は、主に「人事評価の最終結果」や「役職」「勤続年数」といったもので、「SABCD」「部長」「○年」など、ハッキリした尺度で表せるものがほとんどです。
一方で、この「役割ポイント」とは、”役職者ではないが、チームの中心的役割を果たしている”、”部下の教育を担当している”など、上のような尺度では表せないけれども、会社に貢献する働きをしている従業員に対して、その功労を認めて付与することを目的としています。
人事制度を運用する中では、定量的な尺度で表せる基準を重視してしまいがちですが、数字に表せないような貢献も尺度に入れていきたいものですね。
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