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人事制度の道具箱

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第195号「人間関係の心理学」

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-◇-ポーポー・ポロダクション 著
   「マンガでわかる 人間関係の心理学」
              サイエンス・アイ新書 2010年 952円

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■ 本書の概要

 人と関わるのが少し苦手なビジネスパーソンに向けて、コミュニケーションを円滑にするための心構えや実践法が楽しく解説されています。
 面接の時期になると気が重くなる管理職の方におすすめの一冊です。
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■ おすすめポイント

 考課者研修で「面接」について意見を聞くと、「雑談程度に5分で終わりました」「30分あっても時間が足りません」という対照的な意見を耳にします。

 この本では、普段の仕事の中や、面接の場で、相手(上司、部下、奥様・・・)との良い関係を作る(親密度をアップさせる)ためのノウハウが簡単な文章とマンガで紹介されています。

 人事考課の面接の流れに沿って、この本を読んでいくと、

 最初の雑談(アイスブレイク)で話す内容に困るなら、「引きだし(天気・季節の話題、時事ネタ、最近では健康ネタ)」の数を増やしておく。

 部下に考課の結果を説明しても、目標設定を提案しても、あまり会話が続かないときは、「いままで話題になったものを掘り下げる」「具体例を聞く」など、とにかく「質問」する。

 それでも沈黙が続くなら、上司から自分の失敗談や少しプライベートな話をして「自己開示」。

 部下が自分のことを話し始めたら「共感リアクション(バリエーション豊かにうなずく、大きく声をだして笑う、驚く、感心する)」でしっかり聴く。

 もしも、場の雰囲気が悪くなったら「ランチョン・テクニック(食事をしながら会話)」も活用する。

 気持ち良く終えるには、「いいことを言うねえ」など、「『ほめる』テクニック(細かいところを具体的にほめる、あえて欠点をほめる)」を使う。

 となります。日常のコミュニケーションの場でも、面接という少し改まった場でも、少し苦手な人に接する場面でも、どれだけ相手に「共感」できるかが成否を分ける、とこの本は強調しています。


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by e-team7 | 2011-05-31 00:54 | 書籍

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