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人事制度の道具箱

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第145号「自社で行なう『考課者研修』の進め方は?」

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-Q-人事考課の時期が迫ってきました。今回は担当者の育成や経費節減のために、
  自社で考課者向け研修を実施したいと思っています。人事考課の専任担当者
  がいないため、総務課で分担して進めたいのですが、どのような内容で行な
  えば良いでしょうか。

-A-まず最初に自社の制度について説明し、次に考課者のレベルに応じたツール
  を活用して、評価の視点を合わせる演習を行なってはいかがでしょうか。

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■ 考課者研修の目的とは?

 考課者研修の主な目的は、
  (1)自社の制度を正しく理解すること
  (2)考課者同士の視点(評価レベルの判断基準)を合わせること
 です。

 (1)はコンサルタントに依頼する研修においても、自社の担当者もしくは経営者自ら説明したいところです。また、想定されるQ&A集を事前に作成しておくことで、説明する担当者の育成にもつながります。

 (2)は1度の研修ではなかなか合わせることが難しいものです。回数を重ねながら徐々に合わせて行けば良い、という気持ちを持って焦らないことが大切です。

 研修の回数が浅い場合や、結果のバラツキが特に大きい場合には、市販のビデオ等を活用して、全員が同じ事象を見た上で評価の練習を行うことが効果的です。
また、実践的な視点を養いたい場合には、自社の評価シートを使って演習を行なってみたりと、参加者のレベルに合った工夫が必要です。
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■ 自社で行なう「考課者研修」プログラム例

 自社で行なう研修の標準的なプログラム例はつぎの通りです。

 (1)自社制度の概要説明(評価の日程、流れ等)・質疑応答
 (2)考課演習(自分で評価→グループディスカッション)
 (3)考課に関する疑問点・改善点等の質疑応答

 進め方のポイントとしては、(2)や(3)にグループディスカッションを取り入れる点が挙げられます。考課者としての不安や疑問を互いに話し合うことで、その解消や軽減につなげることができます。また、運営側にとっても、制度に対する思わぬ質問や意見が飛び出して、その対応を通して今後の改善点や学ぶべきことが明確になることと思います。
 

☆今回のQ&Aはいかがでしたか?
  「考課者研修をやってみたい!」という方、ぜひクリックをお願いいたします。
   (「もっと頑張れ!」という方も大歓迎です)。
by e-team7 | 2010-02-22 12:03 | Q&A

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