人事制度の道具箱

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第65号「今の給与を分析したい!」

====|人事制度の道具箱 Vol.65|===========================================
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■  人事制度ここが聞きたい!⑤「今の給与を分析したい!」

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■こんにちは。
 さて、今回は、いつも気になる(?)社員の給与分析についてお答えします。 ■
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-Q-我が社は、これまで場当たり的に(と言っては難ですが)昇給を行ってきま
  した。今後の業績の変動も考えて、一度、全社員の給与を客観的に見てみた
  いと思うようになりました。どんな方法がありますか?

-A-まずは全社員の給与をグラフ化して、その傾向を知り、つぎに様々なデータ
  と比較して、その水準を見てみましょう。

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■(手順1)全社員の給与をグラフ(プロット図)化する
 
 現在在籍している社員すべての給与(所定内賃金=残業手当を除いたもの)を、
縦軸を「金額」、横軸を「年齢」または「勤続年数」にしたグラフ上に「点」で
表します。

 男性と女性とを区別(色分け等)し、正社員と契約社員、管理職と一般社員も
区別(○△で囲む等)して、わかるように表示します。余力があれば、中途採用
者にも印を付けておきます。

 方眼紙に手描きすることもできますが、エクセル等のパソコンソフトを活用す
れば、比較的簡単に作成することができます。
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■(手順2)グラフの傾向を見る

 (1) 形
  まず、年齢または勤続年数に従って、それぞれの「点」がどのように分布し
 ているかを見ます。
  全体的に右肩上がりになっていれば、年功的な賃金体系であることがわかり
 ます。また、点のバラツキに規則性がなければ、個々の給与に年齢や勤続以外
 の要素(業績、能力、役割等)が強く影響していることがわかります。

 (2)「点」のバランス
  つぎに、役職、男女、雇入れの経緯(新卒か中途か)等によって、気になる賃
 金格差がないかどうかを見ます。また、特定の人に異常値(飛び抜け等)があれ
 ば、その原因を明らかにします。
  管理職と一般社員に逆転はないか、仕事内容に対して男女間や社員と契約社
 員との間に金額の差はないか、同年代の新卒入社と中途入社の金額の差は大き
 くないか、理由のわからない異常値はないかを見ることによって、現在の賃金
 体系の良い点・改善すべき点がわかります。
                                    ■
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■(手順3)様々なデータと比較する

 自社の傾向を把握したところで、上記「プロット図」に、同業・同規模他社の
給与データを重ねて、自社の給与水準を見ます。

 同業他社のデータを入手する、というのは意外と難しいため、様々な機関から
公表されている、つぎのようなデータを活用してみるのも効果的です。

 (1)「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
  業種・規模・年齢・勤続・地域別の給与データ。「プロット図」に重ねるに
 は最も使いやすい資料
  http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexkr_4_10.html

 (2)「標準生計費」(人事院)
  世帯人員別の生計費(1ヵ月間にかかった生活費)データ。自社の給与が社員の
 生活をどの程度カバーしているかを把握できる資料
  http://www.jinji.go.jp/kankoku/h19/h19_top.htm

 (3)「中小企業の賃金事情」(東京都)
  大企業を対象とした統計が多い中で、中小企業の状況がわかるデータ。都市
 部の統計ながらも、自社との細かい比較ができる資料
  http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/monthly/koyou/chincho_19/index.html
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by e-team7 | 2008-06-20 18:00 | Q&A

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