第30号「人事考課面接の進め方は?」
◆人事制度の道具箱◆
第30号 2007.9.21
~有限会社e-team http://www.e-team.jp/ ~
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こんにちは。先週は安藤がお休みを頂いたため、
本メルマガもお休みを頂いてしまい、大変失礼いたしました。
今回は、評価の時の面接をどうするか、について見ていきましょう!
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■ あなたの不安に答えます! 「運用Q&A」第8回
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■Q:私どもの会社では、自己評価と上司評価を同時に行って、それをもとに
上司と部下が面接をして、評価を決定していますが、お互い戸惑ってい
る様子が伺えます。どんな進め方をすれば、効果的な面接ができますか?
□A:評価を決めることも大切ですが、まずは、上司が部下をリードして、
話しやすい雰囲気を演出しましょう。
自己評価と上司評価について互いに話し合うことを、一般に「人事考課面接」
と呼んでいます。この「人事考課面接」は、評価を決定するために行いますが、
本来の目的は、”自分から見た自分”と”上司から見た自分”との違いに気づ
き、上司・部下それぞれが成長していくことにあります。
「人事考課面接」の内容は、つぎのとおりです。
(1)自己評価の良かった項目、良くなかった項目とその原因を上司に伝える
(2)上司評価の内容を部下に伝え、なぜそう評価したかを説明する
(3)自己評価と上司評価に違い(ギャップ)があった部分について話し合う
(4)ギャップについて部下の話をよく聞き、上司が評価を決定する
なかなか手強い内容の面接ですが、うまく進められるかどうかは、上司による
「話しやすい雰囲気作り」ができているかどうかにかかっています。
ここでは、その手助けとなる「コーチング」の基本的な技法をご紹介します。
○その1:アイスブレイク
面接時、部下はとても緊張しています。「○○さん」と名前を
呼んだり、仕事以外の話をして雰囲気を和らげましょう
○その2:質問のスキル
部下にたくさん話してもらうには、「どう思う?」「なぜ○○
だったのかな?」など、質問形式で話し掛けるのが効果的です
○その3:傾聴のスキル
部下にたくさん話してもらうには、上司からの「聞いているよ」
というサインも大切です。あいづちを打ったり、「○○さんは△△
と言いたいんだね」などと、まとめてあげましょう
○その4:承認のスキル
面接を気持ちよく終えるには、部下の考えを認めてあげることも
大切です。すこし荒削りでも「○○さんが□□を頑張ろうという
意気込みに期待してるよ」と、背中を押してあげましょう
「人事考課面接」の主役は、言うまでもなく部下です。場面によっては、
言いたいことを「ぐっ」とガマンすることも、上司には必要かもしれません。
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