第1号「評価シートと採用面接」
◆人事制度の道具箱◆
第1号 2007.2.16
~有限会社e-team http://www.e-team.jp/ ~
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いつもお世話になっています。e-teamの安藤奈津です。
準備号では、たくさんのご登録ありがとうございました。
いよいよ第1号の配信です。末永くよろしくお願いします。
さて、春らしい陽気になったかと思えば、急に真冬の寒さ。
それでも外には菜の花が咲き誇っています。
春の花を見ると「就職」とか「新入学」という言葉を思い出しませんか?
そこで、今回は、人事制度と採用について考えてみたいと思います。
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■ あなたの不安に答えます!「運用Q&A」第1回
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Q:「人事評価シート」を評価以外に使う方法はありませんか?
A:使い方にはいくつかありますが、代表的なものに「採用面接」があります。
あなたは、人材を採用した後に「面接の時はよかったんだけどなぁ~」
と思った経験はありませんか?
そんな時、面接の場面での質問内容を思い出してみてください。
「なぜこの会社を志望したのか?」「この会社でどんな貢献ができそうか?」
など、一般的で抽象的な質問に終始していませんか?
この場合、面接の相手は「よし、想定どおりだ」と思って、
準備してきたシナリオどおりに、「ソツなく」進めようとしてしまいます。
これでは、面接での「印象」と入社後の「行動」に違いが生じるのは当然です。
そこで登場するのが「人事評価シート」です。
ここには、経営者・社員が知恵を出し合って作った「求められる人材」の
「求められる行動」が”ぎゅっ”と凝縮されています。
これを使って、相手が、つい、シナリオを忘れて自分の言葉で喋って
しまうような面接を進めてみましょう。
〔「人事評価シート」を使った面接の手順〕
①「人事評価シート」の項目で、人材に求める資質の優先順位を決める
例)1位:礼儀作法「感じの良いあいさつができているか」
2位:挑戦力「困難な課題でも、積極的に立ち向かっているか」・・・
②①で選んだ項目の具体的な着眼点・質問内容を考えた上で、面接を行う
例)礼儀作法:入室時のあいさつの声は大きく、明るい様子であるか
挑戦力:「困難をどう克服してきましたか?具体的に聞かせてください」
③面接後「人事評価シート」を見て、面接での回答がどのレベルだったか検証する
例)「礼儀作法」:大きな声で、明るくあいさつができていた→A
「挑戦力」:フルマラソンに挑戦するためにランニングを継続している→A
いかがですか?
効果的な面接のポイントは、「具体的に?」という質問を繰り返すことです。
相手が「いつ」「どんな風に」行動したのかを、しっかり聴いていきましょう。
「人事評価シート」の項目に沿った「具体的に?」という質問で、
「求められる行動」ができる「求められる人材」を獲得しましょう!
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